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11月25日 東北大学「社会起業家・NPO入門ゼミ」で講師

11月25日、高浦先生の「社会起業家・NPO入門ゼミ」でReRootsの広瀬剛史会長が講師を務めてきました。


教室の対面形式とオンラインのハイブリッド授業でした。



社会起業家の授業ということもあり、ReRootsの発足からどのように状況を分析し、そこからボランティアの対象を定め、長期的戦略とコンセプトを導き出して、団体を運営していくのかの、組み立てについて主に話しました。
具体的な震災当初の話については、学生たちも初めて聞く様子だったので、印象に残ったようです。

また、アントレプレナーとして、ボランティアの考え方や、震災を体験したからこその死生観、社会起業家としてのリーダー論、チーム作りのマネジメントなども話しました。

学生たちにとって、単なる単位ではなく少しでもアントレプレナーやこれからの人生の中で役だてていただけると幸いです。


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11月10日 東北文化学園大 特別講義

11月10日 東北文化学園大学総合政策学部 特別講座II

馬内里美准教授の「
震災後の地域づくりとエネルギー問題(2022)」のなかで、
ReRootsの広瀬剛史会長が講義をしてきました。

毎年、馬内先生の講義を担当していて、
今年は、ReRootsが経営する「仙台いも工房りるぽて」のスイートポテトも試食してもらいました。

講座の内容は、
1,ReRootsの活動内容の説明
  東日本大震災からのReRoots発足までの経過
  発足にあたっての理念やコンセプトの形成
2,具体的な復旧支援としてのガレキ除去
3,復興支援としての様々なプロジェクト
4,これからの地域おこし段階としての展望
5,チーム作りとリーダー育成
という組み立てです。

出席した大学生も、震災当初は小学生でもあったので、震災の生々しい体験報告そのものが印象に残ったようです。
また、大学生がボランティア活動として自ら団体を作って活動したということに驚いていました。
がれき撤去で終わるだけでなく、新規就農者を育成したり、スイートポテト専門店をオープンしたりなどの、震災復興からの地域づくりまで着手している構想や人材育成などについても感心している様子でした。

スイートポテトも食べていただき、いつもと違った講義となりました。


10月18日 沖野東小で総合学習の授業

10月18日、
若林区六郷地域にある沖野東小学校の6年生の総合学習で、
ReRootsの広瀬剛史会長が
「沖東夢プロジェクト」の授業をしてきました。

将来の職業や生き方についての授業です。
ReRootsの活動を通じた、震災復興、農業再生、これからのまちづくりについて話をしながら、
児童たち自身にとっての自分自身をどのように育てていくのかの話をしながら、将来について考えてもらいました。
 授業の感想文


児童たちは、震災からのがれき撤去の大変さ、農家が野菜を再び作ることの勇気など、前に向かって生きる姿勢を学んでくれたようです。

とくに感想の中では、
「農家は野菜だけでなく、人間の体、命をつくっているんだ」
「仕事は自分がやりたいだけでなく、ほかの人に必要とされている」
「困難があったとき、どう選択するか。努力することの大切さ」
「これから自分という人間を作る」
「未来は今、作っている」
ということが子供たちのキーワードとなって書いてありました。

これから10年後、どんな大人になっているのか楽しみです。


3月8日 鳥取大学のハクナマタタさんと交流しました。

 
 こんにちは、11期生のかんたです。
 先日は鳥取大学の医療系サークルであるハクナマタタさんと交流してきました。ハクナマタタさんは殆どのメンバーが東北に訪れたことはなかったのですが、その中で震災がもたらした影響であったり、その震災からどのように地域が立ち直ったかという過程、さらには医療系サークルとして災害医療の在り方を学びたいという目的で今回東北まで訪れました。
 震災遺構仙台市立荒浜小学校見学では、被災した校舎や更地になった周辺の地域を見て大変驚いており、震災の規模や当時の住民の反応に対して関心を寄せていました。また、震災遺構仙台市荒浜地区住宅基礎見学では、剥き出しになった家屋を見て、津波の恐ろしさを視覚を通して実感したようでした。固いコンクリートでできた家屋が津波によって残骸となり、取り残されている様子に呆然としていました。
 その後は地下鉄東西線荒井駅に併設されているせんだい3.11メモリアル交流館に移動し、ReRootsについての講話と、実際に震災の被害を受けたメンバーからの講話を聞いていただきました。ReRootsについての講話では、ReRootsが掲げる理念や活動のバックボーンについて興味を示しており、震災後のReRootsの取り組みや、震災復興におけるボランティアの意義を学んでいました。
 震災の被害を受けたメンバーの講話では、メディアを通さないリアルな震災についての情報を受け止め、自分がもしその場にいたらどうしただろう、その時自分にできることはなんだろうというように、他人事ではなく自分にも起こりうる災害であることを理解しながら講話を聞いている様子でした。
 その後のワークショップ形式で行ったわら細工の体験会では、地域資源としてのわらを通して地域の魅力を実感するという目的のもと、わら細工としてカタツムリを作っていただきました。ReRootsのメンバーが作り方を教えながら行ったのですが、普段触れる機会がないわらという特殊な素材に戸惑いながらも、お互いに教え合いながら作り上げることができました。
 そして最後の交流会では、その日に学んだことや感じたこと、お互いの組織について知りたいと思ったことを交流を兼ねて話し合いました。特にハクナマタタさんは知識や情報としての震災と、実際の被災地の甚大な被害のギャップに衝撃を受けていました。また、ReRootsの活動に関しても、ボランティアで終わるのではなく、その先の将来を見据えた活動という理念に感銘を受けていました。私達自身も今回の交流会を通して活動の原点を振り返ることができましたし、さらにはハクナマタタさんが行なっている医療分野への取り組みや組織の情報などを知ることもできたため、非常に有意義な交流となりました。


~ 皆様からの寄付を募集しています ~


 


 ReRootsは学生主体の団体であり、日々の活動は皆さまからの温かいご支援・ご協力に支えられています。頂いた寄付金は、農家や地域住民との信頼関係の土台となるReRootsファームの運営、被災農家・若手農家の野菜販売、農村ツーリズム企画の運営、高齢者の生きがいづくりにつながる福祉政策の実施等、地域のニーズに合わせた諸活動に活用させていただきます。地域おこし活動を幅広く進めていくために、ご協力よろしくお願いいたします。


 


〈寄付サイトのご案内〉


 * Yahoo!ネット募金 *



 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5259001/


 


  Tポイントで1ポイント単位の寄付ができます。クレジットカードでは100円単位の寄付が可能です。


 


 


 Give One



https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=10536


 



 クレジットカードとネット銀行で寄付ができ、一度のお申込みで1円単位の寄付が可能です。


1月21日 沖野小学校 総合学習 「夢プロジェクト 夢対話」で講師

1月21日、沖野小学校6年生の総合学習
「夢プロジェクト 夢対話」ということで、地域で働く6人の講師がお話する授業です。
先生がたはこどもたちにどんな仕事観を持ってもらいたいのか、
こどもたち自身の夢は何か、
話す側も問われる授業です。

講師は
・助産師の佐藤陽子さん
・特別養護老人ホーム萩の風の田中伸哉さん
・ロリポップ幼稚園でポニーを世話している原田晃さん
・清凉寺の神作紹道さん
・セブンイレブンの山口裕子さん
・ReRootsの広瀬でした。

それぞれの講師は15分間、仕事について話します。
仕事の内容、ついた動機、魅力、大変さ、心掛けていること、子どもたちへの思いなど15分で話すのはなかなか大変です。


農業とまちづくりの仕事
はたして、こどもたちにはピンとくる仕事なのでしょうか?

震災当初のがれき撤去の様子はとても興味津々。6年生といっても、まだ12歳、震災当時のことはほとんど覚えていません。

ここから農業を再生して、まちづくりに取り組んでいることは、どんな気持ちで受け取ってくれたのでしょうか?


そして、実は沖野小学校の正門の目の前はりるぽてです。

子どもたちに震災からの「おいもプロジェクト」、さらに「りるぽて」のつながりが
実は小学校の目の前にあることが伝わってくれると嬉しいです。

さて、どんな感想になるのか楽しみです。


11月9日七郷小学校 総合学習で授業

11月19日、毎年行っている七郷小学校の4年生の総合の授業です。
ボランティアについて話しながら、若林区の農業の再生、農家の努力、子どもたちにとっての学びについて話します。
体育館に集まっての授業
小学校のとき、教室ではなくほかの部屋で勉強するのにわくわくした記憶が。
環境が変わると、気分も変わるものでしょうか。


説明の途中で、子どもたちにたくさんの質問をします。積極的に手を挙げてくれて、しかも、手元にあるノートにしっかりメモを書いている。
七郷小の児童すごい。

子どもたちもお互いの発言に耳を傾けて、よく聞いています。
ここから、わらアートにむけて、児童たちの育てた稲わらを使って来年の作品を作ります。

干支の順番でいえば、寅。
でも、寅はわらアートでは難しい。猫になってしまうかもしれない。
児童たちに作ってほしい作品を先生に言ってねと、伝えましたが、果たして、何がでてくるのか。


10月21日 東北文化学園大で講師

10月21日、仙台市青葉区の国見にある東北文化学園大で広瀬剛史会長が講師を務めてきました。
東北文化学園大学総合政策学部の特別講座IIとして
「震災後の地域づくりとエネルギー問題(2021)」をテーマとする授業の第4回目です。
馬内里見准教授が担当されており、毎年、講師としてお話させてもらっています。




内容は、震災からの農業ボランティアとチーム作りです。

学生はまばらに座っているので、教室内を歩き回って、いろいろと質問します。
ボランティア論やチーム論だけでなく、そこで何が自分に問われるか、考え方や価値観にも問いかけをします。

さて、学生の反応はどんなものでしょう。

2月28日 仙台市若林区防災シンポジウム

2月28日、仙台市若林区防災シンポジウムが開催されました。
内容は
~語り継ぐ震災の記憶~
 東日本大震災から間もなく10年。この間の地域コミュニティは度にお様に移り変わっていったのか、或いはどのように再生されてきたのでしょうか。その現状について考察し、将来への展望について探ります。
というテーマで

第一部 「語り継ぐ震災の記憶」上映
第二部 パネルディスカッション「若林区沿岸部にみるコミュニティの復興と次代への展望」
という二部構成の企画として行われました。

チラシ →表面こちら
     裏面こちら

第二部のパネルディスカッションは
モデレーターに東北大学災害科学国際研究所准教授 佐藤翔輔(さとうしょうすけ)氏
パネリストに
・三本塚町内会 会長 小野吉信(おのよしのぶ)氏
・ファーム・SURF-SIDE荒浜 代表 末永薫(すえながかおる)氏
・平松農園 代表 平松希望(ひらまつのぞみ)氏
・フリーライター 西大立目祥子(にしおおたちめしょうこ)氏
・3.11メモリアル交流館交流係 石川倫代(いしかわみちよ)氏
・(一社)ReRoots 代表 広瀬剛史(ひろせつよし)が登壇しました。

はじめに、それぞれがかかわることで地域のコミュニティがどう変化したのか?

それぞれ、地域や地域外で様々な取り組みをされているので、若林区沿岸部のコミュニティに多様な影響を与えていました。
三本塚では避難所運営から地域の行事づくりまで、町内会がコミュニティづくりのために多くの取り組みを行っています。
荒浜地域は住むことはできないので、コミュニティはもうありませんが、跡地利用を通じた交流人口の拡大や新規就農者の農業がおこなわれています。
沿岸部の外からも、地域の生活や生業を記録することで、支えることなどが語られました。

次に、これからの次代にどう伝えていくかというテーマです

ここでは新規就農者を増やしていくことや、若い人を招き入れること、文化や震災を伝承していくことなど、伝えていくためにも具体的な地域の課題に取り組んでいくことが話されました。


ReRootsの広瀬代表は
これから3年後を目安に農村塾をつくって新規就農者を増やしていくこと、また空き家問題が出てくることを予測して新奇就農者が移住できる仕組みを作ることなど、これからの展望について話しました。
とくに、農家は平均年齢67歳なので、あと10年のうちに新規就農者を育成できるか、そこがリミットです。
震災から10年、これから地域おこしの10年が始まります。

ReRootsは、これからも若林区沿岸部において持続する農業と農村づくりに取り組んでいきます。

12月16日 星槎国際高等学校で授業

12月16日
星槎国際高等学校の仙台学習センターで授業をしてきました。

昨日、終業式があったということで、今日から冬休みにもかかわらず、自主的に参加してきてくれた生徒たちです。

内容は農業とボランティアについてなので、
ReRootsの取り組みや若林区の課題などを話しました。

講義時間が1時間50分あるので、前半を講話、後半をワークショップにしました。

ワークショップはチーム作りとボランティアです。
質問①自分の長所と短所はなんですか?それぞれ付箋に書いて貼ってもらいます。
 それぞれ、発表してもらいます。
  やさしい、ワイルド、すぐスマホを触る、などなど。

質問②では、目の前にいる生徒に対してお互いに相手の長所短所はどうみえますか?
 相手の長所短所を書くのはかなり勇気がいりますが、お互いが相手にどう見えているのかを知ることは、自分で自覚している長所短所が一致するのか、実は違うのか発見できます。
  
質問③自分の特徴を理解したうえで、今度は同じチームのなかにいろんな人がいます。どんな人が自分にとって得意な人で、どんな人は苦手な人ですか?
 チームは必ずしも仲のいい人とは限りません。自分の合うタイプと合わないタイプがどういう人なのかを考えてもらいます。
  面白い人、優しい人、仕事をしてくれる人はタイプがあうけど、
  うるさい人、約束を先送りする人などは嫌だなどなど。

質問④では、苦手な人が一緒のチームにいます。あなたはその人に対してどう接しますか?
 いろいろおもしろい答えが出ます。
  スルーする。適当に流す。
  我慢できなくなったら指摘する。相手の立場を問うなど。なかなか

質問⑤では、あなたがその行動をとった後のチームはどう変わりますか?
  平和ではない ギクシャクする などなど

最後に、
では、あなたのチームでボランティアを受ける人はどんな気持ちでしょう?

 ボランティアをするときは、相手の困りごとや悩み事について、その解決に向かえるように支援することになりますが、そのチームが内部でごちゃごちゃしていては、相手にとって必要な支援ができなくなってしまいます。
 ボランティアされる相手の立場に立つことはもちろん、同じチームのメンバーのなかでも相手の立場に立ちながら、相互に相手を尊重しながら高め合っていくチーム作りが重要です。
 自分のことを理解し、相手のことを尊重できるチーム作りを通じて、今の自分を変化させて、意識的に成長を促せるようになると、プロフェッショナルなチームになると思います。

さて、生徒たちはどう受け止めたでしょうか?
とても、不安です。  

12月10日 七郷小学校4年生の出前授業 

12月10日、七郷小学校の4年生に出前授業として、お米作りからボランティア、これからの地域づくりについて授業をしてきました。
 毎年、七郷小学校の4年生に教えている授業です。
今年は事前に児童たちが調べていて、
1,震災のこと
2,ボランティア活動のこと、
3,わらアートのこと
の3点を話してきました。

いつもなら、児童たちが育てたお米の話の延長で、農業のことも話すのですが、
残念なことに、今年の4年生は新型コロナウイルスの影響で田植えができなかったとか。

でも、先週、七郷農業の青年部の方と一緒にもみすり体験をしたそうです。

さらに、授業後には、写真の通り、児童たちが七郷農協青年部と一緒に育てたつや姫をいただきました。
ReRootsの学生たちが喜んで食べます。


また、
その育てた稲わらももらってきました。
まだ青みがかかっていて、新鮮なわらですね。
これを使って、来年の干支である牛のわらアートを作る予定です。

児童たちの米作りの授業が、震災復興につながり、わらアートになってまちづくくりまで広がります。
来年のわらアート作品として、せんだい農業園芸センターに展示されるので、ぜひ見に来てください。
地元の子どもたちと一緒にわらアートやまちづくりが進められています。
ReRootsとしても、気持ちを込めて牛わらアートを作りたいと思います。




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