ReRootsは、東日本大震災による津波被災地の復旧から復興、更には地域おこしに向けて、仙台市若林区のボランティアハウスを拠点に活動する団体です。
ボランティアをしたいけど、何をしたらいいか分からないという方も歓迎です。お気軽にお問い合わせ・ご来場ください!
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新年度を迎え、暖かい日が多くなってきました。
何かと憂鬱なニュースの多い近頃ですが、少しでも明るい出来事が増えることを願ってます。
さて、この度第一回おいもプロジェクトを開催することとなりました!
「おいもプロジェクト」は、サツマイモの苗植えから収穫体験までを一年を通して行う農村体験ツーリズム企画です。
ただサツマイモを育てるだけでなく、若林区の野菜を食べたり、伝統文化にも触れられるような企画になっております!
今回行う第一回の企画は、サツマイモの苗植え!
また、若林区の野菜を使ったご飯や若林区の魅力を感じられる楽しい企画も用意しているので是非ご参加ください。
詳細は以下の通りです
〇参加費 : おひとり様1000円(未就学児無料)
※昼食代、イベント保険代含む
〇集合場所 : ReRoots若林ボランティアハウス
宮城県仙台市若林区 荒浜字今泉59-3
※公共交通機関が少ないため、車でのご参加をお願いします。
〇定員 : 40名
※コロナ対策として、三密を避ける、アルコール消毒・マスク着用の徹底、室内の換気、屋外企画を行います。
①ご参加される予定の方全員のお名前とご年齢
②お電話番号
③ご住所
④アレルギーの有無
⑤移動手段(*駐車場あります)
以上の項目を電話(022-762-8211)または、
Eメール(reroots311@yahoo.co.jp)
にてお伝えください。
また、ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください!
締め切り:5月9日(日)
3月10日 ReRoots10年の軌跡 その4 〜地域おこし期の活動~
こんにちは。
東日本大震災の発生からまもなく10年を迎える中で、ReRootsの活動の軌跡を全4回に分けてお届けしています。
第4回では、これからの「地域おこし期」に向けてReRootsが行っていることを紹介いたします。
ReRootsでは復旧期・復興期において、津波で使えなくなった農地の再生、そこから営農再開・景観再生にむけた取り組みを行ってきました。行政による施策もあり、農業面においては営農が再開され、多くの農業法人ができました。またコミュニティ面においても住宅の再建や各町内会の集会場の復旧など生活基盤の整備が進んでいます。
しかし、地域の課題がなくなったわけではありません。
日本の農家の平均年齢は67歳であり、10年先を見通した時に地域農業を持続させるためには①法人経営の安定化②農業の後継者育成が課題になってきます。
また、農村における過疎化・高齢化も深刻になっており、このままでは限界集落化してしまいます。地域が持続するためには、①地域福祉の取り組みを通して高齢者が元気に暮らし、②地域資源を利用して人の往来を生み、地域農業・行事を担う③若者の移住を促すことが必要でしょう。
ReRootsはこのように、若林区沿岸部の農村地域の現状を分析し、今後10年を見据えて政策パンフレットを2019年に作成しました。地域おこしへの中長期的な戦略に基づいて、新たな取り組みをすでに始めています。
1つは「株式会社仙台あぐりる農園」です。ReRootsから新規就農した農家が2020年4月に設立しました。地域の生産法人や農家と協力し、新規就農者の獲得と地域への定着を行う農村塾づくりを目指しています。農業を志す若者が地域に定着するためには、農業技術を習得することはもちろんのこと、農村の暮らしに溶け込むことが大事になってきます。そこで、地域の若手農家が集まってグループを作り、新規就農者の受け皿となって定着を促していこうと考えています。また、多くの若手農家は労働力不足や販路形成に悩まされています。若手農家グループで共同販路を持ち、機械の貸し借りなど協力できるところは連携していけば、新規就農の窓口も広くなるのではないでしょうか。安心、安全な農作物をつくりながら、若手農家とのグループづくりや生産法人と連携して、農家自身が農業の未来を切り拓いていこうとしています。(詳しくはこちら)
2つ目に、2020年6月にスタートした「仙台いも工房 りるぽて」です。これは、年間のべ約100名が参加するさつまいもの生育体験企画「おいもプロジェクト」を発展させ誕生しました。地元の洋菓子店のレシピを継承し、プロジェクトで育てたさつまいもを利用した手作りのスイートポテトを販売しています。素材の自然な甘みを活かしたスイートポテトは大人気であり、若林区沖野にある店での販売だけでなく、仙台を拠点とする八百屋、花京院市場様への卸やイベント出店も行っています。震災復興から若林区沿岸部の魅力を発信するアンテナショップとして、地域内外を結ぶ役割を果たしつつ、加工、販売体験もおいもプロジェクトの一環として組み込むことで農村ツーリズムとしても発展させ、「芋づる式まちづくり」を目指しています。(詳しくはこちら)
今まで取り組んできた地域行事や市民農園、福祉活動においても、10年後を見据えてより地域のニーズに沿った、住民さん主体の取り組みへと変化させていきたいと考えています。
震災からもう10年、まだ10年。
「高齢者が元気な農村」「持続するひなびた農村」を目指して、ReRootsはこれからも活動を続けてまいります。
さて次回は連載の最終回となります。3月11日(木)に公開予定ですので、そちらもぜひご覧ください。
~ 皆様からの寄付を募集しています ~
ReRootsは学生主体の団体であり、日々の活動は皆さまからの温かいご支援・ご協力に支えられています。頂いた寄付金は、農家や地域住民との信頼関係の土台となるReRootsファームの運営、被災農家・若手農家の野菜販売、農村ツーリズム企画の運営、高齢者の生きがいづくりにつながる福祉政策の実施等、地域のニーズに合わせた諸活動に活用させていただきます。地域おこし活動を幅広く進めていくために、ご協力よろしくお願いいたします。
〈寄付サイトのご案内〉
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Tポイントで1ポイント単位の寄付ができます。クレジットカードでは100円単位の寄付が可能です。
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クレジットカードとネット銀行で寄付ができ、一度のお申込みで1円単位の寄付が可能です。
東日本大震災の発生から間もなく10年を迎える中で、ReRootsの活動の軌跡を全4回に分けてお届けしています。
第3回では、2014年4月から2020年までの復興期の活動を振り返ります。
2014年3月までの復旧期に続く同年4月からの復興期では、本格的な営農再開に向けての活動にシフトしていきました。ガレキ撤去が済んで農地が回復できても、すぐに営農再開ができるわけではありません。解決するべき課題は依然として山積している状況でした。震災後に農業の法人化が推進されたことによる従来の農業からの変化、地域の農業の未来を担う後継者の不足、小学校の閉校等によるコミュニティの希薄化といったように、様々な地域課題と向き合っていかなければならない時期でした。そこで、ReRootsでは課題を農業・景観・防災・コミュニティの4つに整理し、その解決に取り組んできました。そのなかで現在までつながる活動がはじまりました。
復興期から現在までつながる活動の一つには「わらアート」が挙げられます。わらアートとは、震災後に営農再開した農家さんにいただいた稲わらを使ったオブジェです。毎年大きさが2~4mほどのオブジェを複数製作し、展示しています。これは震災に負けずに農業を再開した、若林区の復興としての意味を持っています。また、稲わら文化は農村文化の象徴であり、これを継承する意味もあります。ReRootsは2015年の地下鉄東西線開業を記念して、若林区まちづくり協議会と協力してわらアートを製作しました。好評を得て、2016年以降も継続してわらアート製作を行い、せんだい農業園芸センターで展示しています。例年3か月ほどの展示で70000人の方にご来場いただいており、地域の内外から評価をいただいています。2020年はコロナ禍という状況ではありましたが、その中でもそれ以前と変わらず延べ70000人にご来場いただきました。
わらアートの様子
復興期後半の2018年、2019年には地域の課題の再調査を行いました。これは震災から10年を迎える2021年からの地域おこし期を見据えた活動です。地域の課題を明らかにするため、六郷東部地域の全住民を対象としてアンケート調査を実施しました。この調査から農業の後継者不足や地域福祉といった若林区沿岸部の課題が浮かび上がりました。さらに、これらの課題を解決し、10年後までに「ひなびた持続する農村」と「高齢者が元気な村」をつくるための計画を提言しました。以上の内容は2部の「政策パンフレット」にまとめられており、ReRootsのホームページで公開しております。
https://reroots.nomaki.jp/adovocasy.html
政策パンフレット
次回は地域おこし期に向けた活動をご紹介します。公開は3月7日(木)を予定しておりますので、ぜひご覧ください!
復興期における活動の詳細はReRootsの公式サイトにも掲載しています。こちらもよろしくお願いします。
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こんにちは。
東日本大震災の発生からまもなく10年を迎える中で、ReRootsの活動の軌跡を全4回に分けてお届けしています。
第2回では、ReRootsの発足から2014年までの復旧期の活動を振り返ります。
若林区沿岸部の復興において、目下の課題は農地のガレキ撤去にありました。
2011年7月、若林ボランティアハウスのオープン以降、ReRootsでは全国からのボランティアを受け入れるようになります。
ボランティアの受け入れに際して、毎日活動(お盆・お正月・3月11日・悪天候以外休まない)、小学生も参加OKという間口の広さ、ボランティア保険天災型にさえ加入していれば予約なしでも受け入れ可能、という幅の広い条件を設けました。
ガレキ撤去では学生メンバーがボランティアの先頭に立って活動した
2014年3月までに依頼件数は500件以上に上り、約3万人のボランティアが若林区沿岸部に駆け付け、農地の再生に取り組み、農家の営農再開を支援しました。
全国から駆け付けたボランティアの力と農家・住民の絶え間ない努力により農地は徐々に回復し、また行政による圃場整備などの基盤建設も進んでいきました。
また、ガレキ撤去に動く傍ら、学生が支援対象である農家の感性や農村について学ぶために、農家に教わりながら畑作業を始めました。この活動は現在にも受け継がれ、作った野菜は荒町販売や町中の八百屋、「花京院市場」さんに出荷しています。
しかし、農地が回復しただけでは、農業と地域の再生は達成されません。
営農に必要な施設や機械、販路までもが失われており、また内陸部への避難・移転による世帯数の減少はコミュニティの維持に重大な影響をきたしていました。
こうした課題を克服するために、いわゆる復旧支援の枠を超えた活動が創作されます。ここで登場するのが、市民農園(2012年4月)と若林区復興支援ショップりるまぁと(2012年11月)です。
市民農園は沿岸部に人の往来を作り、コミュニティの再生を目指した活動として、りるまぁとは、仙台朝市で被災農家の野菜を販売し、農家の努力と復興の様子を伝えるアンテナショップとしての役割を果たしました。
これらの活動は三本塚市民農園と荒町販売として現在にも受け継がれています。
構想に基づいて、ひまわりプロジェクトや田んぼプロジェクト、おいもプロジェクトを立案・実施し、人の往来づくりや景観の再生を進めました。これらの取り組みは、農村の魅力を発信し、地域に往来を作る、農村ツーリズムの原点です。
復旧支援終了の見通しが立ち始めた2013年には、2014年以降の復興期を見通したReRoots5か年計画が整備されました。この中で強調されているのが、「農業の再生は農村の再生にある」ということです。農業は本来、農村コミュニティの形成、自然保護、伝統文化の維持など多様な役割を持っており、農村の再生なくして農業の再生はなしえません。住民や農家を巻き込んだ、ツーリズムを始めとする具体的な政策と課題解決に向けての計画が立案されました。
次回は復興期における活動を振り返ります。公開は3月4日(木)を予定しておりますので、ぜひご覧ください!
復旧期における活動の詳細はReRootsの公式サイトにも掲載しています。こちらもよろしくお願いします!
https://reroots.nomaki.jp/past_activity.html
また、2012年以降の報告書や政策提言はこちらから参照いただけます。
https://reroots.nomaki.jp/adovocasy.html
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ReRootsは学生主体の団体であり、日々の活動は皆さまからの温かいご支援・ご協力に支えられています。頂いた寄付金は、農家や地域住民との信頼関係の土台となるReRootsファームの運営、被災農家・若手農家の野菜販売、農村ツーリズム企画の運営、高齢者の生きがいづくりにつながる福祉政策の実施等、地域のニーズに合わせた諸活動に活用させていただきます。地域おこし活動を幅広く進めていくために、ご協力よろしくお願いいたします。
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https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=10536
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※本記事には、津波被害を受けた直後の地域の写真が含まれています。閲覧の際にはご注意ください。
こんにちは。
まもなく東日本大震災の発生から10年を迎えます。
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
ReRootsの原点はその直後から行われた川内コミュニティセンター(仙台市青葉区)での避難所運営ボランティアにあります。
震災当日夜の川内コミュニティセンター
多くの人が停電の中、不安な一夜を過ごしました。
少しずつ避難所に身を寄せる人が減り、この場所でのニーズが減ってきたことから、学生たちは避難所運営の合間を活用し、沿岸部の津波被災地でのボランティアを始めました。
この当時、ボランティア活動へのアプローチは2つに大別することができ、
(1)仙台市のボランティアセンターに申請を行い、支援を必要とする人とマッチングした後に活動を行う方法
(2)民間のボランティア団体の下へ行き、決められた活動場所へ向かうという方法
がありました。
前者には物資や人材、資金などが潤沢にありましたが、実際に活動を行うまでに時間がかかることや縦割り行政の状態にありました。また、後者はフットワークが軽く、より細かい支援を行うことができた一方で、資金難であったり、活動が自分の気持ちを起点にしたものとなっていたりと、継続的な支援を行うことが不可能で、両者とも一長一短でした。
支援を求める人はたくさんいるのに、それに応えきれない現状…。
「これでは真に被災者に寄り添った支援ができない。」
当時のメンバーはこの現実をどうすれば打開できるか考えます
震災直後の若林区沿岸部は、復興とは程遠い状況にありました。
こうして震災から約1ヶ月後の4月18日。「相手の立場、目線に立って支援をする」、「相手の社会的地位と尊厳を確立できるような支援を目指す」、「地域の住民と結びつき、共に地域を作る協働の道を歩む」という3つの理念と、「復旧から復興へ、そして地域おこしへ」というコンセプトのもと、『震災復興・地域支援サークル』としてReRootsが誕生しました。
それから3ヶ月ほど市の中心部から通う形でボランティアを続けました。当時の活動の様子はまさしく『体育会系全力ボランティア』。この全力ぶりが功を奏し、活動を安定して続けてくための資金や資材、そして何よりも農家や住民からの信頼を集めることに成功しました。
そして迎えた7月16日。ついに『若林ボランティアハウス』という活動拠点の完成にこぎつけるのでした。
この場所でボランティアの受け入れを開始し、若林区沿岸部の復旧へ向けた活動が本格化していきます。
次回は3月1日(月)の投稿を予定しておりますので、ぜひご覧ください!
また発足の経緯はReRootsの公式サイトにも掲載しています。こちらもよろしくお願いします!
http://reroots.nomaki.jp/reroots_introduction_howto.html
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