ReRootsは、東日本大震災による津波被災地の復旧から復興、更には地域おこしに向けて、仙台市若林区のボランティアハウスを拠点に活動する団体です。
ボランティアをしたいけど、何をしたらいいか分からないという方も歓迎です。お気軽にお問い合わせ・ご来場ください!
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東日本大震災の発生から間もなく10年を迎える中で、ReRootsの活動の軌跡を全4回に分けてお届けしています。
第3回では、2014年4月から2020年までの復興期の活動を振り返ります。
2014年3月までの復旧期に続く同年4月からの復興期では、本格的な営農再開に向けての活動にシフトしていきました。ガレキ撤去が済んで農地が回復できても、すぐに営農再開ができるわけではありません。解決するべき課題は依然として山積している状況でした。震災後に農業の法人化が推進されたことによる従来の農業からの変化、地域の農業の未来を担う後継者の不足、小学校の閉校等によるコミュニティの希薄化といったように、様々な地域課題と向き合っていかなければならない時期でした。そこで、ReRootsでは課題を農業・景観・防災・コミュニティの4つに整理し、その解決に取り組んできました。そのなかで現在までつながる活動がはじまりました。
復興期から現在までつながる活動の一つには「わらアート」が挙げられます。わらアートとは、震災後に営農再開した農家さんにいただいた稲わらを使ったオブジェです。毎年大きさが2~4mほどのオブジェを複数製作し、展示しています。これは震災に負けずに農業を再開した、若林区の復興としての意味を持っています。また、稲わら文化は農村文化の象徴であり、これを継承する意味もあります。ReRootsは2015年の地下鉄東西線開業を記念して、若林区まちづくり協議会と協力してわらアートを製作しました。好評を得て、2016年以降も継続してわらアート製作を行い、せんだい農業園芸センターで展示しています。例年3か月ほどの展示で70000人の方にご来場いただいており、地域の内外から評価をいただいています。2020年はコロナ禍という状況ではありましたが、その中でもそれ以前と変わらず延べ70000人にご来場いただきました。
わらアートの様子
復興期後半の2018年、2019年には地域の課題の再調査を行いました。これは震災から10年を迎える2021年からの地域おこし期を見据えた活動です。地域の課題を明らかにするため、六郷東部地域の全住民を対象としてアンケート調査を実施しました。この調査から農業の後継者不足や地域福祉といった若林区沿岸部の課題が浮かび上がりました。さらに、これらの課題を解決し、10年後までに「ひなびた持続する農村」と「高齢者が元気な村」をつくるための計画を提言しました。以上の内容は2部の「政策パンフレット」にまとめられており、ReRootsのホームページで公開しております。
https://reroots.nomaki.jp/adovocasy.html
政策パンフレット
次回は地域おこし期に向けた活動をご紹介します。公開は3月7日(木)を予定しておりますので、ぜひご覧ください!
復興期における活動の詳細はReRootsの公式サイトにも掲載しています。こちらもよろしくお願いします。
~ 皆様からの寄付を募集しています ~
ReRootsは学生主体の団体であり、日々の活動は皆さまからの温かいご支援・ご協力に支えられています。頂いた寄付金は、農家や地域住民との信頼関係の土台となるReRootsファームの運営、被災農家・若手農家の野菜販売、農村ツーリズム企画の運営、高齢者の生きがいづくりにつながる福祉政策の実施等、地域のニーズに合わせた諸活動に活用させていただきます。地域おこし活動を幅広く進めていくために、ご協力よろしくお願いいたします。
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